非正規労働者の増加について
ひと昔前まで、非正規労働者という言葉や考え方はなく、会社で働いている人はすべて「社員」でした。しかし、経費削減や社会保険、年金に関わる企業側の負担を減らすなどの目的から、ここ数十年の間に労働者の中に占める非正規労働者の割合が増加していきました。
非正規労働者ならではのメリットもありますが、首を切られやすい、賃金が上がらないなど、やはりデメリットのほうが圧倒的に大きいです。雇用側からすれば非正規労働者はおいしい人材ですが、労働者側からすれば問題しかありません。また、正規、非正規というすみ分けは差別意識を生みやすく、社内における不和や対立の原因にもなります。